こんにちは。
福山市神辺町にある障害者の作業所 「作業所あいあい広場」のスタッフ 有岡です。

今日は、小春日和というのがふさわしい、ぽかぽか陽気でしたね。

あいあい広場では、おがくずに椎茸の菌を混ぜて培養させた菌床を使って、椎茸を栽培しています。

以前もお伝えしましたが、1つの菌床からは半年間椎茸を収穫することができます。

あいあい広場では、全部で2,200個余りの菌床を栽培しています。
その菌床を3グループに分け、1つのグループの菌床を2か月ごとに入荷します。
2か月×3グループで、半年ですべての菌床が入れ替わる計算になります。

昨日、2か月に一度の、菌床の入荷がありました。

昨日は740個の菌床が入荷しました。
朝、菌床がトラックで運ばれてくると、力自慢の利用者が中心になり、トラックから菌床をコンテナ内へと運び、棚へと並べていきます。
菌床は、水分を含んでいるので、1つが2~3キロあります。
それを一つ一つ手で持ち、ケースから出したり、棚へ並べていく作業は見た目以上に重労働です。
わたしは、この作業をした次の日は、いつも腰や足が筋肉痛になります(+_+)

でも、利用者の方は、文句ひとつ言わず、それぞれが自分の役割を、集中して行っています。
ケースから出す人、棚へ並べていく人、空になったケースを重ねていく人…
その姿は、とても、力強い姿です。
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棚に並べて終わりではありません。
あいあい広場が使用している菌床は、「上面栽培」と言って、菌床の上面からだけ椎茸が生えるよう、工夫された栽培方法となっています。
上面のみ生えるので、椎茸が収穫しやすいのです。
その栽培方法を行うために、菌床が入っている袋の上を切り取り、輪ゴムで袋を留め、パックに入れてから、再度棚に並べる作業が必要になります。

たくさんの菌床ですが、袋を切る人と、輪ゴムを留める人が2人一組になり、力を合わせて作業を行っていくと、あっという間に作業が進んで行きます。
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2か月に一度の作業ですが、回数を積み重ねていくことで、みんなが作業に慣れ、「これをしたら次はこれ」と作業の流れを憶えていて、手袋やパック、輪ゴムの準備をして、菌床を迎えます。

菌床入荷の日は、心なしか、みんなの表情がひきしまり、「よし、頑張るぞ!」という意気込みを感じます。

この方法で、椎茸の栽培を始めたころは、2日以上かかっていた作業が、今では1日半で出来るようになりました。
繰り返し行う事、一緒に力を合わせて頑張る仲間の力だと感じます。

また、おいしい椎茸がたくさん収穫できます。
皆様、心を込めて育てた椎茸を、ぜひ、ご賞味ください。

お問い合わせは 作業所あいあい広場 ℡084-962-3452まで。
あいあいショップの営業時間は11:00~14:30です。なお土日祝及び・不定休となっております。

作業所あいあい広場
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〒720-2126 広島県福山市神辺町徳田1848
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